「森の位牌(もりのいはい)」 制作の裏側。手から手へ。十人十色の森の位牌ができました。
天然木のお位牌、十人十色の色と模様
最後の仕上げの工程も完成しました。
一番最後の大きな山場、表面を保護するための透明のクリア仕上げ。それぞれの面をまんべんなく確認し、一本ごとに調整して行います。仕上がりの美しい質感を出すためには、一度ではなくあえて何度も何度も吹付けを重ねる必要があるそうです。
また一回吹付けを行うごとに乾燥の時間をとります。乾燥が終わると、クリアの僅かなムラ・細かい凹凸を取り除くため、その都度研磨作業を行います。一本ごとに各面を手作業で研磨を行い、また吹付けに戻ります。
天然木によっても異なりますが、今回の特殊な銘木の中には多いもので十数回以上この仕上げが続いたものも。乾燥の大敵である今年の長く続いた大雨の湿気にも負けず、職人さんがずっと張り付いて気長に仕上げてくれました。
髪の毛よりもさらに細くて薄い、1ミリの「100分の1」が重なってゆく熟練の厚み。美しい木肌を少しずつ薄く淡いベールで包んでゆくような、見た目には分からないとても地道な作業となります。
手から手へ。それぞれの技術をもつ職人さんの愛情と時間をもらって、生まれ変わった天然木。十人十色それぞれの顔と色をもった、世界にひとつの「木の宝石」たち。
木から森へ。色とりどりの「森の位牌」が完成しました。
木目・色・模様・フシや斑の場所・重さ・香り、、、どの天然木も千差万別、みんな違っていて本当に一つだけの表情を持っています。
「その人のために選べる、十人十色の森の位牌」
森のように十人十色。並べて飾れる、個性豊かに飾れる「森の位牌」。
2016年11月上旬 発売予定
Top view 人気の記事