引越し・新築によるお仏壇の入れ替え。住まいに合わせて新調する方も。
新築住宅やマンション・賃貸など。引っ越すときに、大きなお仏壇をどうしてる?
お仏壇の買い替えを検討される方が増えているようです。
いのりショップの窓口でも特に最近お問合せを立て続けに頂いています。
お仏壇を新しく購入する方は全体で見ると減っていると言われています。大きな理由として、そもそも少子化などにより人口自体が減っていることが指摘されています。加えて比率的にも特に若い世代の方が減ることになり、新しく世帯をもつ人も同じく少なくなっています。さらに違う視点では価値観や宗教の多様化により、お仏壇をもたない無宗教・仏教以外の方も過去に比べると増えています。
特に近年多くなっている、引越しと一緒に買い替え。
そうした中でも、ある一定数で増えているのが引越しや住環境の変化によるお仏壇の買い替えです。新築住宅への引っ越し、マンションへの引越しなどにより現在持っている大きなお仏壇を供養し、住まいに合わせたお仏壇を求める方が増えています。
実家を新しく建て替えをするためにタンスぐらいの大きなお仏壇を供養されるという話もよく聞きます。「親から引き継いだものなので、可能であればそのままに」という気持ちがあっても、本当に大きなお仏壇の場合には置き場所を熟慮した上での間取りの設計はもちろん、規格のドアサイズ以上の品だと搬入だけでもかなりの苦労をするというケースもあるようです。
お仏壇の買い換えで多い理由
- 実家の建て替え・リフォーム
- マンションへの転居
- 建売住宅で間取りが決まってしまっている
- デザイン性も考えた注文住宅を検討している
- 転居・転勤などが多いため、少し小型なタイプにした
- 子供が生まれ、手の届かない場所に置ける小さめのサイズに
小さな部屋にも、賃貸にも、インテリアにこだわったデザイン住宅にも置ける工夫。
過去にはお仏壇が大きいほどよい、という風潮がありました。大きくするのは良いが、小さくするのは縁起が良くないと言われ、仏壇も屋敷も大きければ大きいほど繁栄の象徴とされた時代もありました。現代では住まいも暮らし方も日々少しずつ変化しています。昔とは逆に、大きさよりも小ささやスマートさに価値を見出すような商品やサービスも見られるようになりました。
確かに昔ながらのお仏壇がそのままでは置きにくい住宅事情が増えています。それを踏まえた上で「ゼロではなく1」、例え小さくても、という声がカタチになってきています。過去には無かった小さめの卓上仏壇や家具調仏壇・壁掛けできるお仏壇などが今ではすっかり一般的になりました。無理をせずに、いつもの部屋の中にも自然に置けるお仏壇。お仏壇の選択肢もより豊富になり、現在の暮らしに合わせてより進化しています。
広くても狭くても、大きくても小さくても。新居の暮らしをよりスマートに、家族みんなが心豊かに過ごせる場所に。手を合わせる場所、故人を思う場所として、改めていろんな選択肢に触れてみてはいかがでしょうか。
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