壁掛けも?奥行きを押さえた収納とインテリアに合わせた、お仏壇のサイズ
奥行きを押さえた家具と収納
できるだけ圧迫感がなく心地いい空間に。それはインテリアと収納の大きなテーマのひとつです。特に近年では「限られた空間の有効活用」がさらに進化してきています。マンションや賃貸住宅などでは自由な間取りを決めることはできません。今ある部屋&間取りにあわせてインテリアを組み立てていく必要があります。
そのためには収納エリアを確保しつつも、できるだけ空間が広くゆったりと感じられるような工夫が重要となってきます。
そうした中では「奥行き」がひとつのポイントとなっています。
うまく奥行きをコントロールすることで、見た目上の圧迫感が少なくなり、部屋の広さを感じやすくなると言われています。
お仏壇についても同様で、サイズ・奥行きともに少しずつコンパクトなお仏壇をみかけるようになりました。
昔ながらのお仏壇
伝統的なお仏壇の場合にはほぼ正方形の比率となっており、かなり奥行きがある形状です。大きいお仏壇の200代というサイズでは幅120cm×奥行80cmぐらいになります。暮らしの中のアイテムで分類すると、冷蔵庫ぐらいある大きさのイメージです。なかなか大きいですね。
住まいの道具の中でも大きな部類に入るため、専用の仏間がない場合には置き場所の工夫が必要となります。新築住宅の場合には専用の仏間スペースを作る、住宅リフォームの際は押し入れに埋め込むなど、お仏壇の大きさに合わせた配置がなされています。
小型のお仏壇、そして奥行きを押さえたお仏壇も
奥行きを抑えることで重量も軽くなります。それにより設置場所の可能性が広がります。家具の上はもちろんですが、「壁掛けシェルフ」「造作棚」といった壁面をいかした設置も検討できます。新築住宅では専用の壁の凹みを設けてそこに飾るという方法もあるそうです。
置き場所が増えることでインテリアの面からみても可能性が広がります。
模様替えが自由にできたり、家具や住まいが変わっても置き場所を選べる、インテリアの調和が保てるなど、お仏壇がもっと身近な存在になるかもしれません。
こうしたアイデアはインテリアコーディネーター・建築アドバイザーさんからの提案も多くなってきています。空間のプロならでは視点をいかした新しいお仏壇の飾り方が、もしかすると今後も増えてゆくのかもしれません。
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