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時を経て、まめ位牌に込めた想い。

まめ位牌

これは今から10年ほど前のお話し。

おじいちゃんが亡くなってから、おばあちゃんは何十年も毎日仏壇に手を合わせていた。そんなおばあちゃんも歳を取り介護施設に入居することになったが、さすがに家にある大きな位牌や仏壇は持っていけない。

何十年も続けてきた、毎日の日課。最後の日まで続けさせてあげたい。そんなあるご家族様からの依頼でした。そんな願いを叶えるべく製作した、日本で1番小さな位牌。

最期の時、おばあちゃんはこの小さな位牌を握りしめて穏やかな顔でおじいちゃんの元へ旅立って行ったそう。

おばあちゃんの魂がいっぱいつまった小さな小さな位牌。最後は棺に入れおばあちゃんと共におじいちゃんの元へと。

おばあちゃん、最期まで本当に本当に大切にして下さってありがとうございました。

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