「いのりのおうち」誕生秘話
10年の時を経て。「いのりのおうち」に込めた想い、今。
「いのりのおうち」が誕生したのは、今から10年ほど前のこと。あるお客様からのご相談からでした、、、。
そのお客様は、若くしてご主人様を亡くされてしまいました。葬儀を終え、葬儀社様の提携の仏壇店で、黒い仏壇と黒い位牌などをお求めになり無事四十九日を終えたそうです。
悲しむ暇もなく、意味も分からずバタバタと過ぎて行った時間。位牌や仏壇などもどうすれば良いかわからず、勧められるまま揃えたまでは良かったのですが。
その後、小さなお子様が黒い仏壇を怖がってしまい、「仏壇の近くに寄り付かなくて、、、なんだかこれじゃパパがかわいそうで・・・」と。
確かに小さなお子様に仏壇の意味をすぐに理解させるのは、なかなか難しいことかもしれません。子どもにとって仏壇は、黒くて重々しく近寄りがたい存在に見えたのかもしれません。
そこで、私たちは「子どもでも怖がらない身近な存在となる仏壇」を考え始めました。そして誕生したのが「いのりのおうち」です。
それは、シンプルな発想でした「パパのお家をつくってあげよう」と。
家は、家族が集まるところ、そして帰ってくる場所。家族の居場所です。世界中で知られている「お家」のカタチを仏壇に取り入れました。
そして「いのりのおうち」は完成しお客様にお届けさせて頂きました。
後日、買い替えてくださったお客様から嬉しいご連絡を頂きました。
子どもたちが、毎日「いのりのおうち」になむなむして、パパに話しかけたり、おうちを綺麗にしてあげようと拭いたり。その姿を見た時、本当に嬉しかったです。主人も喜んでいると思います、本当にありがとうございました。
その後、「いのりのおうち」はグッドデザイン賞を受賞することが出来ました
あれから10年、多くのお客様からのたくさんのお手紙や有り難いお言葉を頂いております。そんなお言葉を頂いた時、私たちは良い仕事に関わらせて頂いてるなぁ。と感謝の気持ちでいっぱいになります。
多くのお客様に支えられ、「いのりのおうち」も10年目を迎えます。
「いのりのおうち」を選んでくださったたくさんのお客様へ、感謝を込めて。
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