まんまるデザインのお話。
まんまる。
やさしい位牌、やさしい骨壷、やさしい具足、やさしい花立など「やさしいシリーズ」などは上から見ると皆まんまるのデザインになっています。これはロクロを使い人の手によって一つ一つ挽いてつくりあげているからです。
作家さんの器やお皿などの陶芸もロクロで製作されているものが多いですね。クルクルと回転させそれに合わせて少しずつ削っていきます。その為、並べて見るとすべて微妙に大きさや形が違ったりします。「みんな違ってみんないい」それは自然素材を使い手間暇かけてつくる作品の一番素敵な特徴でもあります。
そして人の手から生まれる「まる」はやっぱり「やさしい」と思うのです。
いのりオーケストラのアイデンティティでもある「まる」
いのりオーケストラのロゴも真ん中に「まる」があります。この由来は「和を以て貴しとなす(わをもってとうとしとなす)」ということわざから来ています。
「和を以て貴しとなす」とは、聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉で「人々がお互いに仲良く、調和していくことが最も大事なことである」という意味です。
「和」はデザインに例えると「まる」。いのりオーケストラの作品の中心にはいつも「まる」があるのはそんなところから来ていたのです。
デザインの裏側のお話でした。
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