無垢材・突板仕上げ・木目調シートなどの違いについて。
無垢材とは?
無垢材とは、1本の原木から必要なサイズを切り出した、自然のままの木材です。いのりオーケストラの「MUKUシリーズ」は無垢材を使用し製作されています。
無垢材は集成材のように接着剤や化学薬品などは使用しておらず心にも身体にもやさしい100%自然素材であることが一番の特徴です。伝統的な神社仏閣などの建築物は何百年もの耐久性を必要とする為、丈夫な無垢材を使用して建築されます。
●自然素材の為、メンテナンスしていけば何十年・何百年と使用することが可能です。その中でも無垢材の一番の特徴として経年変化を楽しむことが出来ます。人と同じく木も生き物です、長年使用していくと無垢材の表情はより味わい深く「共に生きていく」という感覚すら感じてもらえる良さがあります。
●質感が良く木目の素晴らしい無垢材は高価で数も限られるため安定して木材を入手することが難しく、製作も無垢材を知り尽くした限られた熟練職人にしか製作出来ず、たくさんの製品をつくることが出来ないのが難点です。
突板仕上げとは?
木材を非常に薄いシート状(0.2mm~0.3mm程度)にスライスしMDFや合板の表面に貼り付けて加飾したもの。見た目は無垢材のように見え1本の丸太から何百枚という突板シートが取れる為、大きな面積の家具などではコストを安く抑えることが出来ます。
●一般的な家具で天然木を使用している製品などは、この突板仕上げが採用されていることが多いです。
●デメリットとして表面だけが薄い天然木の為、ぶつけたり傷が付いたりすると補修が難しいのが難点です。
木目調シートとは?
「木目」模様を印刷した人工物。ビニール系の素材などに木目を模した柄がプリントされています。現代の技術ではパッと見ると木に見えるほど進化していますが天然の素材ではない為、木の温もりや優しさには負ける部分があるのかもしれません。
●量生産などの家具に用いられることが多く、価格を抑えて製作することが可能となります。
●ビニール系の素材やメラミン素材が多く、水や油などの汚れに強く住宅の洗面所やお風呂場など水回りに使用されることも多いです。
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