世界一大きな般若心経×いのりオーケストラのアートガラス。
素晴らしき、ガラスの世界。266のアートガラス。
静岡県浜松市にある「龍雲寺」さんにある金澤翔子さんの世界一大きい般若心経(縦4m×横16m)の裏面に文字の数だけ並んだ266のアートガラス。
実はこれ、納骨堂なのです。
ご家族様が来られた時に、少しでも心が温まるように、やさしい気持ちになれうように。そんなご住職のお気持ちから誕生した「光の納骨堂」
金澤翔さんの「世界一大きい般若心経」はどなたでも拝観することが出来ます。詳しくは龍雲寺さんのホームページをご覧ください。
「龍雲寺ホームページ」
もも、そら、しろ。
一つ一つ丁寧に手仕事でつくられた3色のガラス骨壷。そのガラス骨壷の下から光をあてることで純金箔で表現したガラスの表情が素晴らしく美しい。幻想的で、温かな空間に癒されるそんな空間です。
縦4m×横16mの大きさに思わず息をのむ。
ダウン症の天才書道家、金澤翔子さん。
金澤翔子さんは、ダウン症という障害を持ちながらも、本人の努力と、周りの方々のサポートもあり、 日本を代表する書家となりました。翔子さんと龍雲寺とは、かねてより深いご縁があり、30歳で書き上げた「世界一大きい般若心経」を当山に 奉納してくださいました。龍雲寺では涅槃堂新築に合わせ、涅槃堂内に常設展示する事にいたしました。
翔子さんの魅力は、まさに「仏のような心」にあると思います。私たちは日常の中で、余計なこだわりを持ち、偏り、とらわれて生きています。僧侶は、その余計な思いを捨て去り、「空」の心になろうと修行をし、お釈迦様のような素晴らしい 「仏の心」を目指しますが、翔子さんは生まれながらにして「仏の心」で慈愛に満ちた生活をしています。また、偏見やこだわりの思いを持つことなく、執着のないまっすぐな心で暮らしています。健常者・障がい者と言いますが、心を見れば、私たちの方が、出来ないことだらけです。
今回奉納された般若心経のメインテーマでもある「空」の心は、まさに翔子さんのような心の事です。 そんな素晴らしい心で書き上げた、この般若心経は私たちに、何が大切なのかを教えてくれるようです。大広間の大きな般若心経の他、玄関、和室の床の間、襖にも金澤翔子さんの奉納作品が展示されています。
(龍雲寺ホームページ参照)
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