木、土、人。手から生まれる温かさ。
大地のぬくもり、土と木から生まれた陶器の骨壷、ゆりかご。日本六古窯のひとつ信楽焼の歴史と共に、一点づつ轆轤引きにより手造りされています。日本を代表する焼き物として、古くから知られる信楽焼。良質な陶土とその気候に恵まれ、室町・桃山時代以降、茶道の繁栄と共に発展を遂げてきました。その日本特有の心を表す「わび・さび」の、素朴な趣をそなままにシンプルで優しい表情が特徴です。
両手でそっと温めるように持つことができる、丸みを帯びたやさしいフォルム。自然素材のしなやかな手触りと、祈る方の手のぬくもり。安らかに、そっといつまでも見守るように。
Yurikago - ゆりかご
手の中にぴったりと収まる、曲線美。両手でそっと包み込むように持てば、その理由が分かります。思わず手にしたくなる、素朴で懐かしい手触り。じんわりと伝わる、木のぬくもり。今、ここにある存在感。想うたび、手にするたびに、やさしい気持ちになれる骨壷です。
一点ごとの丁寧な手仕上げ。
大切な内側をそっと包むような優しいフォルムは、職人による入念な手造りによって生み出されます。轆轤の上で土から陶器へと姿を変え、一点ごとに仕上げられるその工程の本質は、信楽焼の歴史1250年の時を経ても今なお同じです。人のぬくもり・土の温かさ・天然木のやさしい手触りから生まれた「ゆりかご」です。
やさしくあやす「ゆりかご」のように。
手の中で「ゆりかご」のように、左右に揺れ動くような持ち心地のため、独特のまるみを帯びたやさしいシルエット。
心地よさそうな寝顔のまま眠ってほしい。すやすやと心地よく、そして愛おしく。想うたびに、手にするたびに、温かくやさしい気持ちになれるお骨壷です。それはまるで、やさしくあやす「ゆりかご」のように。
成長をそっと見守るように。
ゆりかごは、無塗装・各種コーティング不使用の自然な仕上げにより、あえてそのままの手触りを残しています。手で触れて、包み込むように抱きしめるたび、色や質感が馴染み、月日の経過と共に固有の風合い(古色)になっていきます。成長をそっと見守るように、時間の経過による変化を慈しみながらご愛用下さい。